Lenia

2025/09/28 18:45

こんにちは、Leniaです。
いつも私の作品を見守ってくださり、本当にありがとうございます。

今日はみなさんに、ちょっと特別なお知らせがあります。
それと同時に、秘めた想いをお伝えしたくて、相棒のパソコンに向かっています。


――実は、近々スリランカへ1週間の旅に出ることになりました。
私にとっては2度目の訪問となる国です。


最初に訪れたスリランカは、右も左も分からない異文化の地。
不安と、新しい世界に出会える喜びとが渦を巻き、まるでエネルギーの塊のような旅となりました。
そしてその経験は、今のLeniaを形づくる大切な骨格のひとつとなったのです。


スリランカ――その響きだけで胸がきゅっとなるほど、思い出深く、人生の転機を与えてくれた土地。
今回は心強い仲間とともに、女子3人でわいわいと楽しむ旅になりそうです。


旅に誘ってくれたのは、 irodoristoneのアンナちゃん。

そして同行してくれるのは、marustoneのミツコさん


3人で地図を広げ、声を弾ませながら計画を立てる時間さえ、すでに旅の一部のように感じられます。

思い返せば、きっかけは昨年末。
「ねえ、スリランカ行かない?」
まるで映画に誘うような軽やかさで差し出された言葉でした。
けれどそのひと言が、静かに私の心を揺らし、久しく眠っていた“旅へのスイッチ”をそっと押してくれたのです。


実を言えば、コロナ以降、私は一度も海外へ出ていませんでした。
「行きたい」という想いと、「今の制作や生活との両立はどうだろう」という迷い。
けれど結局、人が迷うときというのは――行けない理由を探しているだけ。
そう気づいた瞬間、「行くことに意味がある」と心が定まりました。

そこからは不思議とトントン拍子。
8月には3人で集まり、晩御飯を囲みながら作戦会議。
笑い声とわくわくに包まれて、旅の地図は自然と広がっていきました。


私にとって旅とは 

旅はいつも“未知との出会い”であり、かけがえのないインプットの源でした。
新しい文化、自然、人々、そして未知の宝石たち。
そのすべてが作品づくりの血肉となり、私の感性を豊かにしてくれたのです。

けれど、この5年はまったく異なる時間でした。
インプットの手段である旅を封じられたコロナ禍。
私はアトリエを構え、制作環境を整え、「アウトプット」に徹底的に向き合うことにしました。
振り返れば、それは過去の旅で得たインプットを咀嚼し、昇華し、作品へと結晶化させる大切な時期だったのだと思います.


※前回の旅の様子


そして今、ようやく再び旅に出るとき。
きっと以前の私なら見過ごしていた細やかな景色や感情にも、目を留められる気がしています。
とりわけスリランカは、8年前に私が“本格的にアジアを旅するきっかけ”となった国。
その場所へ再び向かうことは、まるで円を描くように、過去と今をつなぐ体験になるのではないでしょうか。


旅の様子はInstagramのストーリーズで随時お届けする予定です。
その瞬間のときめきを、皆さんと分かち合えたら嬉しいです。ぜひ楽しみにしていてくださいね。


最後に――

この機会を与えてくれたアンナちゃん、そして共に歩んでくれるミツコさんに心からの感謝を。
新しい出会い、新しい風景、新しい石たち。
それらがやがて作品へと姿を変え、また皆さんのもとへ届く日を楽しみにしています。

Lenia